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【本の感想】『殺し屋、やってます。』

こんにちは。

 

最近、こんな本を読みました。

 

「殺し屋、やってます。」

 

殺し屋、やってます。 (文春文庫)

 

 

 

ほう。。

 

本屋で平積みされてたので、気になってパラパラ読んでみて、、

 

買ってみた!!

 

 

ということで、この本のレビューをしていきます!

 

あらすじ

コンサルティング会社を経営する男は、副業として殺し屋をやっている。仕事で殺しを行う男だったが、標的のとある行動が気になり、その謎を推理していくことに…

 

 

 

 

 

という感じです。

 

本を読んでない人にとってはネタバレになりますが。

 

結論、 設定は良いが、もう一捻りほしい!!!

 

この本は、短編集になっていて毎回違う標的を殺していくんですけど、主人公の殺し屋が、まあ~あっさりと殺してしまうんですよね。

 

標的の謎が気になって推理する、というくらいなんだからたまには人間らしく、殺すのをためらうとか、標的を殺すのを失敗するとか、なんかあってもいいと思う。

 

でも主人公は、

「標的の背景を知りすぎたら、感情移入してしまい殺しに影響が出る。」

 

と言って深くは探りません。

 

読み進めていくと、殺しを実行してから標的の謎を推理したりしてて、、

え、殺し終わったあとに考察し始めたわ。

まあ、ミステリー小説なので推理メインにしたいんだろう。

 

もっと、殺しの部分を詳しく書いてほしかったですね。(笑)

 

まず、主人公が殺しの仕事を請け負うのには、

依頼人⇒仲介人⇒仲介人2⇒主人公(殺し屋)

 

という流れがあります。

 

仲介人を二人はさむことで、依頼人と殺し屋がお互いの情報を知り得ない、という仕組みを作っています。このシステム自体は合理的です。

 

ちなみに仲介人2と主人公は友人です。また、主人公には恋人がいて、彼の職場の事務所に入り浸っています。仲介人2が殺しの依頼を持ってくるのはこの事務所なので、3人は顔見知りです。

 

私が思ったのは、内輪で殺し合いになったりしてほしいな。(それはそれで変?)

例えば、恋人を殺す依頼が来たら主人公はどうするのか?

それを依頼したのが友人である仲介人であったらどうなのか?

 

実は恋人はとてつもない悪人で、それを知った友人が殺しを依頼した、とか。

主人公は恋人を殺すのか?やっぱり恋人だから感情移入してしまうのか?

 

個人的な妄想ですが、気になりましたね。

 

 

あと私が感じたのは、物語の始まりに毎回、「僕の名前は○○、副業で殺し屋をやっていて、~」というくだりが入ってることです。

正直、もう知ってるし!!という気持ちになるかな。

 

全体的に、殺し屋なのに、なんだかゆる~い日常みたいな雰囲気がありますね。

なんかこう、緊迫感っていうの?読む人がハラハラするような、殺し屋って怖え!!みたいになれるような何かが欲しい!

 

これ、映像化したらどうなるんだろ。連続ドラマだと物足りないかも。

スペシャルドラマで一回きりだったら見ようかな。

 

という感じで、この本の感想でした。

 

 

 

 

そういえば、殺し屋と聞いて思い浮かんだのは「ダイナー」っていう映画ですね。

 

元は小説ですが、漫画もございます。

 

とあるOLカナコがお金欲しさに手を出したのが闇バイト。そこで連れていかれたのが、殺し屋が集う料理店「ダイナー」でした。ダイナーを経営するボンベロも殺し屋でしたが、料理の腕は一流です。

 

この作品では様々な殺し屋が登場します。みんな個性的で面白いですよ!!

しかし、皆さんかなり残虐な殺し方をしてます。これぞまさに殺し屋!!

また、殺し合いのシーンもあるので主人公の目線からすると、ハラハラドキドキが止まらないです!

 

映画では、有名な俳優さんたちが殺し屋を演じていて、とても見応えがあります。

私のお気に入りは、窪田正孝さん演じる、スキンという殺し屋です。

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主人公のカナコとスキン



 

 

ぜひ見てみてください!!

 

 

 

 

おわり